新・凡々ブログ

主にクトゥルー神話のことなど。

タイピングが得意な人、苦手な人

 ラヴクラフトのタイプライタ嫌いは有名だ。彼は生涯に一台しかタイプライタを買わなかった。それはレミントン社製の中古品で、小説ではなく天文学の解説記事を書くために必要だったのだろうとS.T.ヨシは推測している。
 一方、ダーレスはタイピングが得意だった。彼は電動タイプライタを好まず、オリベッティの手動式タイプライタを愛用していたが、ドロシー=M=グローブ=リタースキーのダーレス伝によると毎分100語以上を打てたという。100語といえば500文字だから、かなり速い部類に入るといってよい。