新・凡々ブログ

主にクトゥルー神話のことなど。

緑の大聖堂を去って

 ウィスコンシン州ソークシティにはダーレス橋だのダーレス公園だのがあるという話は以前したかもしれないが、さらにソークシティ公立図書館の地下には「オーガスト=ダーレスの部屋」があるそうだ。その部屋に展示されているダーレスの肖像画を、同図書館の館長ベン=ミラーがネットに投稿してくれた。
Say what you will about Derleth, but this painting of him is fantastic. : Lovecraft *1
 ミラーによると、ロジャー=ガーバーディングという画家が1999年に制作した油彩画で、題名は"Leaving the Green Cathedral"というそうだ。ダーレスの片手に止まっている鷹は、彼の象徴とされる鳥である。ダーレスの葬儀があった日も、晴天に遠雷がとどろく中、墓地の上空で3羽の鷹が旋回し続けていたという伝説がある。まるで鷹狩りのようにも見えるが、ダーレスは狩猟を一切しなかった。

*1:余談だが、このスレッドにはラムジー=キャンベルも投稿し、「ダーレスはラヴクラフトという星を天の高みまで昇らせた」というフリッツ=ライバーの言葉を紹介している。