新・凡々ブログ

主にクトゥルー神話のことなど。

ビアス終焉の地

 アンブローズ=ビアスは1914年に革命下のメキシコへと旅立ち、そのまま消息を絶った。今日に至るまで彼の最期は明らかでないが、パンチョ=ビリャの率いる革命軍に身を投じて政府軍に殺されたのではないといわれている。コアウイラ州のシエラ=モハダでビアスが政府軍の兵士たちに革命軍のスパイとして銃殺されたという伝説があり、彼の記念碑まで建立されている。
The Ambrose Bierce Site
 処刑の現場を目撃していた村人たちの証言によると、哄笑しながらの最期だったそうである。真偽の程は定かでないが、哄笑しながら撃たれたというのが実にビアスらしく感じられる。