シャンの女王
同じラムジー・キャンベル氏の「シャガイよりの昆虫」と言う小説に出てきたシャンと言う昆虫型モンスターも面白いですね。
舞方雅人の趣味の世界 今日もクトネタ
これはもうまさに脳に寄生する寄生体でして、犠牲者の脳に入り込み、夜寝ているときになどシャンは犠牲者に恐怖の記憶を植え付けたり、行動に駆り立てられる衝動を植えつけたりしてシャンに奉仕させるのです。
シャンすなわちシャガイ星人を扱ったCoCのシナリオがWorlds of Cthulhu の第6号に収録されている。バーモントの山の中を舞台にした作品で、フランク=ヘラーという人が書いたものだ。
シャンの巣窟といえばゴーツウッドの森にある奴が有名だが、連中は実はバーモントにもコロニーを作っていたのだ! というのがヘラーの設定である。シャンの社会はゴーツウッドとバーモントでそれぞれ独自の発展を遂げ、バーモントのシャンには巨大な「女王」がいるということになっている。むしろゴーツウッドのシャンが女王を欠いているというべきなのかもしれないが、なかなか衝撃的な新事実だ。
そのシナリオにおける探索者たちの目的は失踪した友人の発見と救出である。冒険の動機と勝利条件は割と単純なのだが、巨大な昆虫はうじゃうじゃ出てくるわ、クライマックスでは女王と戦わなければならないわで気色悪さが際立っている。
World of Cthulhu (Worlds of Cthulu)
- 作者: Adam Crossingham,Dennis Detwiller,Momo Evers
- 出版社/メーカー: Pegasus Press
- 発売日: 2009/05/01
- メディア: ペーパーバック
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