ラヴクラフトがダーレスに宛てて書いた1931年7月13日付の手紙から。
お送りいただいた作品は三つとも非常に興味深く拝見いたしました。もっとも気に入ったのは「風に乗りて歩むもの」です。最初の原稿もお見事でしたが、書き直したものはますますよくなっていますね。欄外にいくつか注記させていただいたのですが、さらに改良する際にはそれが合理的な方策たりうるのではないかと愚考する次第です。
というわけで、ラヴクラフトは「風に乗りて歩むもの」の原稿にいくつか助言を書きこんでいたのだそうだ。いかなる助言だったのか、そしてダーレスはその助言を採用したのか気になる。もしも原稿が破棄されていなければ、アーカムハウスかウィスコンシン州立歴史協会が保管しているのではないかと思うのだが……。
2020年12月12日追記
「風に乗りて歩むもの」の原稿はウィスコンシン州立歴史協会が保管しているそうだ。
digicoll.library.wisc.edu
調べればラヴクラフトの書きこみが見つかるかもしれない。